63期図書委員によるブックレビュー、第2弾です。こちらの本は、夏休みの課題図書ですね!
著者名・書籍名
中央大学経済学部編(2023)『 やっぱり経済学は面白い 』(中央大学出版部)
本書の概要
経済学部は、多くの大学に存在している学部であるが、 詳しいことはよくわからない、謎の多い学部である。 そもそも経済学部で主に学ぶ「経済学」とは、 どのようなことを学ぶのだろうか。そんな「経済学を知らない」 高校生に向けて送る、 経済学の面白さを様々なテーマを通してわかりやすく説いた一冊。
レビュアーによるコメント
序章の「機会費用」を、 私達にとって比較的身近な吉野家の卵を例にして説明している部分 がわかりやすく、一気に本の内容に引き込まれた。 中央大学経済学部が付属4校とも連携して編集しているだけあって 、 高校生までに確実に習った様々な分野の内容をうまく話題に取り入 れられていたり、 高校生の心理を的確に指摘している部分があったりして、 話題に追いつけないことがないのが素晴らしいと思った。 高校の勉強の意義を簡潔に説明しているのもおすすめのポイント。 (Reviewer:A・S)